葵法務事務所投資研究室 室長のコラム
第2話は「株式投資と社会貢献」です。
どうぞご高覧ください!
僕の周りでは投資の会話はタブーのような雰囲気があるんだよね。
両親も、「真面目に働け!」「ちゃんと貯金しろ!」とか。
不労収入は不浄という意識は根強い社会ですが、株式投資は社会にとって経済を循環させる大事な行動なんです。
なるほど。株式投資は日本経済にとって重要なんですね。
具体的に教えてください!
では解説していきましょう。
第1話では、株式投資はダーティに感じている方が少なくないというお話をさせていただきました。
実際に私の前職である会社員時代も、上司への世間話のつもりで、日経平均の会話をしたところ、その類の話題を咎められたりもしました。
まだまだ十分に市民権を得られていない株式投資ですが、株式投資は社会貢献に役立っているということであれば、世間に与える印象は違うのではないでしょうか。
当研究室が提唱する「株式投資は社会貢献」。それは支援したい企業に株式投資をすると、好ましい影響を与えることができます。どういうことか紐解いていきましょう。
株式投資は社会貢献となると、今まで持ってた印象が変わるぞ!
まず一点目。支援を受けた企業が生み出すサービスで生活が豊かになるということです。企業の多くは、人間社会の生活を豊かにするよう日々営業を続けています。投資家からの資本を有効活用して更なるサービスが供給されることになります。私たちが投資したお金が、巡り巡って世界中の人々の生活を豊かにするのは嬉しいことですよね。
確かに僕の会社は人々の暮らしを豊かにする企業理念のもと商品開発している!
それも株主様の支援あってのことなんだよね。
続いて2点目。支援を受けた企業に従業する職員への賃金の地域経済への影響です。勤労者の多くは日々の生活の営みのために労働の対価として賃金を得ます。
賃金の未払いは労働基準法違反の罰則のある重いもので、当然ながら賃金は、職員だけでなくその家族の生活の原資となっている重要なものです。私の前職でも、給与支払いを担当していた時は、必ず給料日には滞りなく振込み処理できるよう注意を払っておりました。その日払いの各種ローンの引き落としがショートしたら大変ですからね。
その支給された賃金は、職員やその家族から在住する地域で消費されていき、その地域の経済が活性化するといった効果があります。また、消費税や源泉徴収所得税などの納税行為も、市町村や都道府県、国にも良い影響を与え、私たちの投資したお金がぐるっと回って私たちに帰ってくる構図となります。
僕たちが給料から普段払っている税金や、地域に消費するサービスの財源は、株主皆様の投資金でもあるんだね。
最後に3点目。企業自身も生み出した利益で法人税等を納税することで地域経済に貢献したり、企業として社会貢献活動を行っていることです。
企業の納税については、2点目に記述した通りですが、企業の社会貢献活動には、自然保護活動や福祉活動、自治体や大学への寄附など様々です。
身近なところでは、
・山への植林活動
・歩道橋、スポーツ施設のネーミングライツ
・地域のお祭りへのスポンサー、又は主催
・スポーツチーム運営による地域活性
などが良い例です。
私たちの原資は間接的な社会貢献にはなりますが、これらの一助になっていると思うと清々しい気持ちになります。
株主総会後に送付されるレポートには、ちゃんと社会貢献活動も記載されておりますので、ぜひチェックして清々しい気持ちに浸っていただけたらと思います。
会社のある地区の清掃活動を当番でやってるけど、株主様の思いも背負っての活動なんだね。
以上です。
当研究室では提唱したいのは、自分が応援したい企業を長期に保有し、その地域の社会貢献する。いわば”ふるさと納税”的なクラウドファンディングみたいなものです。その対価で株主優待や配当金が得られたら喜び倍増ですよね。
まとめますと、あなたが投資した会社が、それを原資に企業活動を行い、生み出した利益から行政に納税や地域貢献、自然保護活動をすることにより、間接的に社会貢献に携わることができるということで、決してダーティなものではなく、立派な社会貢献活動だと結論付けます。
株式投資は立派な社会貢献活動!
イメージが変わりました!
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